錦秀会グループ 震災復興「第2回宮戸夏祭り」実施レポート

錦秀会

2012年08月27日 16:52

錦秀会グループ 震災復興「第2回宮戸夏祭り」実施レポート





錦秀会グループは2011年3月の東日本大震災直後から宮城県石巻市を中心に、
「やさしく生命(いのち)をまもる」の理念の下、被災者の皆様に救援物資や
お食事のご用意などの支援を継続してまいりました。また「子どもたちに笑顔
を」のテーマを掲げ、東北楽天ゴールデンイーグルスの選手による「野球教室」
ラモス瑠偉さんとプロサッカー選手による、「サッカー教室」(いずれも2011
年12月)を開催し、被災者の皆様と子ども達から「ひとときの笑顔」をいただ
けるよう活動を継続してまいりました。





錦秀会グループは今回、「ふるさとへの思い」をメインテーマに、復興への芽
生えが、地域の皆様の手によってこれからも美しく開花し、より豊かな実りに
なるよう、微力ながら支援させていただきたく、「第2回宮戸夏祭り」に参加
いたしました。

その様子をレポートさせていただきます。



錦秀会グループの今回ボランティアメンバーは合計23人。残暑の厳しい大阪住
吉区阪和病院前を18日の夕刻バスで出発し約12時間かけて会場に駆けつけまし
た。宮戸縄文村は昨年2回救援活動で訪問させていただきましたが、今回復興が
芽生えたとは言え、まず目にしたものは荒れた海岸といまだ多くの地域の皆様
が仮設住宅でお住まいという厳しい現実でした。これはこれからも活動にあた
って、忘れてはならないことと痛切に感じました。



会場の奥松島縄文村歴史資料館です。錦秀会グループは地域のコミニュニティ
の皆様のご支援の下、協賛いただいた各企業の皆様とともに物品の格安販売、
「子ども達に笑顔を」をテーマにした「キッズランド」でのイベント実施、メ
インステージでのタカラジェンヌによるショーやビンゴゲームなどできるだけ
地域の皆様に幅広くお喜びいただけるよう、各パートを受け持ちさせていただ
きました。

<<祭り準備タイム>>



当日の夏祭りは19日15時からはじまります。開催時間までボランティアメンバ
ーは会場の設営にがんばります。多くの地域の皆様が「そうだ!皆でお盆に宮
戸に帰ってくるんだ!昔の思い出のふるさとに戻れるんだ!」その望みがかな
えられるよう、ひとつひとつに心をこめて。写真は子供たちへの浴衣のプレゼ
ントの用意です。



ボランティア活動はその汗から得られる貴重な実地研修です。「やさしく生命
(いのち)をまもる」の理念に支えられたスピリッツが未来の錦秀会のメンバ
ーに継承され、そのノウハウが誰にでも共有でき、日常業務でも活かされるこ
とが大切です。そのような機会を与えてくださった地域の皆様には厚く感謝致
します。





販売物も続々到着し、地元の皆様も準備にご協力いただき、着々と準備が整い
ました。写真はフォークリフトで氷をどっさり運んでくださったときのショッ
トです。ありがとうございました!



おーい!そこはできたか? できたよ。 
どうやら準備完了のようです。

さて、いよいよ15時になりました。これから活動をご紹介いたします。

<<屋台村>>



まず、屋台村販売開始です!こちらは錦秀会と親交が深く、復興支援をとも
にしてきた古川電気工業㈱のスタッフによる焼き鳥コーナー。開催直後から
ぼつぼつ地域の皆様がおみえになりました。「焼きたてはやはりおいしいわ。」
とお客様。フランクフルトもありますよ。いかかですか?



地元の皆様が錦秀会飲み物販売コーナーのビールで乾杯!その素朴な笑顔を
いただけ、遠く大阪から来た甲斐があったと思います。とても嬉しいひとと
きでした。



こちらは「ご自由にお持ちかえり下さいコーナー」です。この日のために衣
服類や日用品で楽しんでいただける物をご用意しました。沢山の地域の皆様
にお越しいただきました。厚く御礼申し上げます。

<<キッズコーナー>>

キッズコーナーは「子ども達に笑顔を」の活動テーマに設けられた特設会場
です。子どもたちが家族と一緒になって祭りを楽しみ、その思い出が遠い未
来になっても心に点り、いつまでも自分のふるさとに戻れる・・・そんな小
さな望みを託して活動をさせていただきました。



スーパーボールすくいは子ども達に大人気。しかし、うまく掬うにはちょっ
とコツがいるようです。



スマートボールも沢山の子ども達が楽しんでくれました。
「うーんなかなか思うようにボールがいかないなぁ」
「そのうまくいかないところも面白いものなのよ」と錦秀会メンバー。



輪投げはお祭りの屋台の定番ゲーム。子ども達の目は真剣そのもの。
「あ!はいった!」うまくできた時は天真爛漫の笑顔です。



僕の作っているものは「福幸だるま」です。錦秀会のメンバーも「まどか
荒浜」様で皆様が幸せになるダルマさんの制作をお手伝いさせていただき
ました。

さて、販売やキッズコーナーで活動をしていると時間がたつのも忘れ、あ
たりはすっかり夕暮れ時になりました。これからはステージによるイベン
トでお楽しみいただきました。

<<ステージイベントコーナー>>



錦秀会からの協力呼びかけに喜んでかけつけてくださったのが元宝塚歌劇
団のメンバー5人。(月組の研ルイ、芽夢ちさと、羽咲まな、彩央寿音、
麻吹由衣加さんです。)地域の皆様の復興のエネルギーになればと青山ア
ナウンサーがご紹介。美声が夕焼けに映えました。



理事長(左端)も子供たちを誘ってタカラジェンヌと一緒にラインダンスを
ご披露。なかなかバランスをとるのは難しいようですね。



引き続き行われたビンゴゲームでは商品を盛り沢山ご用意し、沢山の地域の
皆様にお楽しみいただきました。1等賞は液晶テレビ大当たり!



となりのコーナーでは盆踊りが開催されていました。全国どこででも踊られ
る盆踊りは庶民の心のふるさとです。復興祈念としてご先祖様に奉納です。
宮戸音頭が響いていました。



楽しかった夏祭りもとっぷりと日が暮れて いよいよラストの花火大会です。
大きな花火が次々とくりだされ、地域の皆様のこれからの幸せと、復興の祈念
を託し奥松島宮戸地区に美しい光の輪が広がりました。

そして深夜には夏祭りも無事終了し、周囲はまた静けさをとりもどしたかのようでした。



夏のまばゆい光の中、美しい港に囲まれた奥松島縄文村で今回も私共のボラン
ティア活動を受け入れていただいた地元の多くの皆様に厚く御礼申し上げます。

錦秀会グループは「やさしく生命(いのち)をまもる」理念の下、ボランティア
活動の本質を学びながら、地域の皆様とともにこれからも歩んでいきたいと思い
ます。

                         錦秀会グループ